AIGの生保部門売却方針発表により多くの生命保険会社が
名乗りを上げています。
そこで改めて海外の保険会社について簡単に紹介していきます。
アヒルを使ったCMで有名なアフラック(アメリカン・ファミリー保険)は、
1955年にエイモス3兄弟(ウィリアム、ジョン、ポール)によって
ジョージア州コロンバス市で設立されました。
日本ではガン保険のマーケットを開拓した先駆者であり、
多くの日本人にガンのリスクを認識させた功労者です。
大阪万博見学のために来日したジョン・B・エイモスが、
日本人の多くが白いガーゼのマスクをしているのを見て閃き、
日本マーケットの将来性を確信し、
1974年に日本での免許を得ました。
同社にとっても、今や日本マーケットで同社全体の7割の収益を上げるほど
日本は重要な市場です。
外資系企業の中でも法人申告所得が日本IBMに次ぐ第2位の額で、
保有契約数も1500万件を突破し、
日本の4世帯に1世帯がアフラックに加入していることになります。
今回のアリコの身売りでも、高い関心を示しています。
アメリカ本国ではAIGの約6分の1の規模しかないので、
買収すれば「小が大を飲む」ことになります。
そのアフラック・ジャパン社長のチャールズ・レイク
(2003年就任、現会長)は、USTR(米国通商代表部)日本部長、
次席通商代表付法律顧問などを歴任した人物です。
また在日米国商工会議所(ACCJ)会頭も2期つとめています。
日米貿易摩擦交渉の裏表を知り尽くした人物で、
小泉政権下での郵政民営化や公的健康保険制度の見直しを…
日本では天下りが問題になっていますが、
実はアメリカは日本と比べものにならないほどの天下り国家です。
ただし、日本では能力的に問題ある人も天下りしますが…
テーマ:資産運用 - ジャンル:株式・投資・マネー
- 2008/10/09(木) 23:55:28|
- 生命保険業界
-
-
| コメント:1
金融安定化のためバーナンキ議長率いるFRBが獅子奮迅の働きをしています。
バーナンキ議長率いるFRBとはどんな組織でしょうか?
FRBは民間でありながら、基軸通貨ドルを発行しています。
印刷自体はアメリカ政府の印刷局によって行われますが、
FRBが受け取る時に支払うのは印刷代だけです。
ちなみに、10セントなどのコインを製造するのは、アメリカの造幣局です。
コインに関しては、FRBは製造したコインの代金を支払って買い取ります。
お札はFRBが発行するけれども、コイン類は造幣局が発行責任者です。
FRBはお札の発行以外には、金融政策の制定、公開市場操作を行っています。
テーマ:資産運用 - ジャンル:株式・投資・マネー
- 2008/09/25(木) 21:04:14|
- 経済一般
-
-
| コメント:8
金融安定化のためバーナンキ議長率いるFRBが獅子奮迅の働きをしています。
バーナンキ議長率いるFRBとはどんな組織でしょうか?
実はFRBというものには3つあります。
1つ目のFRBは連邦準備銀行で、これは名前の通りアメリカの中央銀行です。
連邦準備銀行は12の支店から成り立っていて、それぞれの管轄地域には
第1地区から第12地区まで番号が振られています。
2つ目のFRBは連邦準備(制度)理事会で、FRBの中でも一番よく目にするのは、
このFRB(連邦準備制度理事会)です。これは中央銀行としての連邦準備銀行の
最高意思決定機関で、構成員は7名の理事となっています。
理事は上院の承認を得て大統領が任命することになっています。
3つ目のFRBは連邦準備制度です。アメリカの中央銀行制度全体を指します。
意外に感じる人も多いと思いますが、FRBは民間の組織です。
議長は大統領に指名されるので、株式公開している民間組織とは思いませんよね。
FRBの株式と言っても私たちが知っている「株」とは違い、
保有してもFRBに対して議決権を持つことはできません。
また他者に譲渡・売却することもできません。
この株に対しては、6%以内で配当が支払われます。
加盟銀行はFRBに対して預金額の一定割合を預託することが義務付けられており、
この金額に対して利息はつきません。
そこで株式の配当によって、その埋め合わせをしています。
テーマ:資産運用 - ジャンル:株式・投資・マネー
- 2008/09/24(水) 23:42:38|
- 経済一般
-
-
| コメント:0
リーマン・ブラザーズ破綻に始まる激動の1週間が終わりました。
リーマン・ブラザーズの資産額は日本1位の野村ホールディングスの約2倍の規模。
負債総額は約69兆円(ちなみに日本の国家予算は89兆円)。
これによりアメリカ5大証券のゴールドマンサックス、モルガンスタンレー、
メリルリンチ、リーマン・ブラザーズ、ベアスターンズの5社の中で
ベアスターンズは既に3月にJPモルガン・チェースに買収され、
業界第3位メリルリンチもバンク・オブ・アメリカに買収され、
そして第4位のリーマン破綻です。
負の連鎖は止まらずにリーマン破綻の余波で、サブプライムの損失補償保険を
販売していたAIGが資金繰り悪化により経営危機に。
FRBから約9兆円の融資枠の設定によりかろうじてAIGは救済されました。
http://www.toyokeizai.net/business/international/detail/AC/9f77c0a773b23bb82ab26403985c8f0e/
アメリカ政府は金融危機を阻止するために、
政府基金最大500億ドルのMMF保護
空売りの全面禁止
公的資金を使った不良資産買取機関の創設
を打ち出し、
さらに日米欧の中央銀行が外貨建て資産を担保に資金供給を
発表したため米株式市場は大幅反発し、
一喜一憂した激動の1週間が終わりました。
私はアメリカのスピーディな対応策にびっくりしたのですが、
用意周到なシナリオな通りという見方もあります。
AIGの次には、モルガンスタンレーやシティグループに
注目が集まっています。
ヘッジファンドのメインバンクである投資銀行が破たん・身売りされたため
ヘッジファンドも危ないと云われています。
サブプライムの次はオルトAの問題が生じるという見方もあります。
アメリカだけではなく中国で第一次バブル崩壊が始まるという識者もいます。
テレ朝の番組で榊原英資先生は、金融不況が3年続くと言っていました。
今後もジェットコースターのような日々が続くのでしょう。
マクロで考えれば、
今回の金融危機は、アメリカ覇権の凋落という識者もいます。
江戸時代末期の徳川幕府同様、歴史を戻す力はないだろうとのことです。
私はアメリカがこのまま座視するような国ではないと思うのですが…
推理小説が好きな方にお薦めです。
http://video.google.com/videoplay?docid=2172429313954008035
この通りであれば、サブプライム問題の終息も見えてくるのでしょう。
アメリカの金融安定化資金の原資として
日本にアメリカ国債の購入を要求してくるのではないか、
との憶測が生じています。
いまだに戦後を引きずっている日本は、アメリカ国債を保有しても
自由に処分できない国です!
テーマ:資産運用 - ジャンル:株式・投資・マネー
- 2008/09/21(日) 15:18:26|
- 経済一般
-
-
| コメント:5
ホリエモン騒動で濡れ手の粟で儲けたリーマンが破綻、
自主廃業した山一証券を買ってリストラしたメリルリンチが身売りされ
リストラされる側に、
ちょっと前までAAAと云っていたAIGが信用不安に、
洒落にならない出来事が相次いだ1週間でした。
アメリカの住宅債券のうち日本の保有分は約25兆円と云われています。
破綻したリーマンのサムライ債1950億円はデフォルトになりますが、
2002年のにっくきアルゼンチン債のデフォルトは約1915億円です。
リーマンでアルゼンチン債並みの影響を受けることになります。
テレビ東京の番組で東京市場から外資がアメリカに引き揚げている、
と云っていました。
日経平均が上がらなければ、日本の保険会社、銀行は含み損を抱えます。
投資家心理が冷え込めば、取引量も減っていきます。
こうしたことは結果的に年金運用や年金型商品運用にも影響を与えます。
そうなれば投資と無関係な人にも影響が出ます。
ネット上では「AIGの保険を解約する」とか、
「外資系の保険は大丈夫か?」といった書き込みが集中していますが、
思わぬところで予想外の影響を被る可能性もありますよ。
テーマ:資産運用 - ジャンル:株式・投資・マネー
- 2008/09/20(土) 23:15:32|
- 経済一般
-
-
| コメント:5
次のページ